らぶきゅん






「桐井が、満川を連れてこないと俺を絞めるとか言われて……」


「だからって……」


「すまない、満川っ」


「えっ!?ってえぇぇぇ〜!!!!しっ、洵介先ぱ〜いっ!!」


あたしは竹田くんに連れていかれた。あたしの叫びは空に響いた。






コンコンッ。


ノックをして保健室のドアを開けた。


「真柚〜あんたどこに行ってたのかなぁ〜?」


指をポッキポキしながら香里が見る。


こ、怖いよーっ!!!!助けて〜っ。


「だ、大好きなあの人の元へ……」


「傍にいるって言っておきながら友達を見捨てるなんてなぁ〜」


か、香里〜っ。


「か、香里っ。本当にごめ……」


「ばか真柚ー!!」


そしてたっぷりとしごかれたあたしだった。






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