7時12分。
次の朝、また同じような朝の日課。
でも、1つだけ変わったことは…


「琴美、おはよう」

電車を待つ私の隣にきたインテリ君は、私に挨拶をしてくれるようになった。

「カズ君、おはよう!」

私もインテリ君に挨拶をするようになった。
いつも真剣な顔のインテリ君しか見てなかったけど、あの日から私は笑顔のインテリ君を見るようになった。
そして、学校のある駅の改札を出るまでインテリ君とたくさん話をした。
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