ラブ☆ヴォイス
3☆心に触れて
* * * * *


『唯』って呼ぶ声も、『おやすみ』って囁く声も
全部が今まで知らなかったあっくんで

『知らないあっくん』が少しずつ
『知ってるあっくん』に塗り替えられていくのが
ただただ嬉しくて、幸せで

近付けた気になってたんだ
そばにいてもいいのかもって

でもね、そうじゃなかったんだ

どうしようもないくらい好きなのはやっぱりあたしだけで

あっくんの一言、一つの仕草で
嬉しくなったり笑顔になるのは
…やっぱりね、あたしだけなんだ

それがこんなに悲しいなんて
思わなかったよ

この気持ちはどこにいけばいいんだろう?
できれば届いてほしかった。
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