もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
[第六章] 恋敵?!



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それからの毎日は、前の生活と近くて遠い生活だった。


日中は、学校に強制的に連れて行かれ、午後は、時間が合えば千穂や皐月と遊ぶ。遊ぶ時も、慧斗がついてくるようになり、最初は怯えていた二人も慣れたようで敬語だが慧斗と話せるようになったみたい。


そして、二人と遊ばない日は、倉庫に行ったりしていた。


もう一つ、加わった日課は、


「今日はどこがいい?」


バイクに跨りながら慧斗が聞いてくる。何回も乗ってる内にあたしも慣れて、慧斗からヘルメットを受け取ると被って後ろに跨った。


「んー……どこがいいかな?」

「とりあえず海か山か」

「先週は山だったから……海方面!」

「はいよ」


慧斗は頷くとバイクにエンジンをかけた。


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