金髪の君*完結
あなたがいる日本

帰国


−−−−ガヤガヤ…
−−−−ガヤガヤガヤ…




「あっ!
葵ちゃ〜ん!!あ〜お〜い〜ちゃ〜ん!!!」




賑わう空港に2年ぶりに聞く親友の声が聞こえた。
その声の主を確認するために周りを見渡してみたが



「あれ?」



人が多いせいか見当たらない。




「あ゙ぁ〜お゙ぉ〜い゙〜じゃ〜…」




「あっ!
いたいた!!未来!!」


人混みに親友のと思われる手先がニョキッと出ている。
慌てて声の主に駆け寄ると



「きゃぁぁぁー!
葵ちゃん!!久ぶりぃー!!」



腰まであるパーマのかかったふわふわの黒髪、くりくりしたぱっちり二重、150㌢程の身長、2年ぶり会った親友(市原 未来-イチハラ ミク)は昔から変わっていない。



「未来、久しぶり。」



165㌢ある私に勢いよく抱き着いてきた未来の頭を優しく撫でる。




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