男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆



暗い中、宇津井はあたしを支えてくれた。

心臓が異常反応して、喉から飛びそうだ。


……肩から、背後から、あたしの目を隠してる手から伝わってくる温もり。



さっきのキスで…

まだ頭がクラクラしてるよ…。


―――――――………
――――――………



白い光に包まれて、

「よし、出てきたぞ」

目の前がパッと明るくなった。


涙はもうすっかり乾いていた。



「やっと出てきたっ!椎榎ちゃん、ヒロ!中で何やってたんだよ!」


「椎ぃ〜榎ぁ〜!僕心配したんだよぉ〜?」


「どわっ」


な、なんだいきなりっ。


出てきた瞬間前から抱き着いてきた唯抖と靖杜に戸惑う。



…苦しい………。汗





< 145 / 440 >

この作品をシェア

pagetop