闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~

甘い誘惑


なんとか午前の授業を無事に終えると、私は職員室に呼ばれた。



「5限目は図書館で自習をして下さい 」



年期の入った分厚い本を1冊、2冊と重ねられ、計3冊渡された。


私はそれを両手で抱えたまま食堂へ向かった。


よりによって昼食が食堂だなんて。


今の状況で1人で行くのはちょっと抵抗がある。



私は本館を出て隣のガレッジへ移動した。



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