Strawberry & Bluesky
No.12 「母ちゃん」

…て――。



なんで居るねん会長。



みんなと一緒に帰れや。





「…会長あんたも早よ帰って風呂入らな。ビショビショやん」



「ん?まぁそうなんだけど、創士に頼まれたんだよ。おばさん迷子になってるから椛兄送っていってやれよって」



「誰がおばさんやーっ!!」




ほんまいらん気遣いしおってーっ!!









「じゃ行こうか」




そう言って手を差し出された。






「……何やねんこの手」



「え?だって迷子なんだから手繋いで歩かないと…」



「どーゆー理屈やそれ!!あんたの頭ん中はどうなってんねや!!」





もちろん、当然のごとくその手を叩き落とす。




全くチョーシのるなボケっ!!

< 112 / 241 >

この作品をシェア

pagetop