もてまん
別れ




舞の合格発表を待たずして、千鶴子は天国へと旅立った。




亡くなったのは、十一日の夜。


夕方に軽い発作が来て、増田に見守られながら、眠るように息を引き取ったそうだ。



それは、僕と舞が溶け合っていた夜。



千鶴子の最後の魔法がかかった夜だった。

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