初恋タイムスリップ【完】

知る

休み時間、英理に話しかけた。


「英理…あたし…中二?」

英理は頭をかしげた。


「はあ?美音大丈夫?
当たり前でしょ。中二よ中二。

あ〜でも、後ちょいで中三だ〜ってなんの確認?」



「やっぱり、本当に戻ってきたんだ…」



「戻ってきた?美音、春の陽気でアホになった?

今日は終業式で短縮授業ってのもわかってる?

ピアノの練習するなら弁当持ってきた?

成海くんを待つんでしょ?」



英理が両手を腰にあてて言い続けた。



そうか…成海くんと一緒に…
お弁当?

お弁当は…ない。

給食がない日はお昼ご飯食べてなかったから。


これは…24歳の私にはきついなぁ…






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