ケータイ小説ストーカー

スルー


翌日――

身に覚えの無い苦情メールに困惑した花音は、栞に相談する事にした。

このまま放置しておくと自分の評判が下がり、不要な敵を大勢作ってしまうからだ。



どうしよう栞…
知らない作家から、もう6通も苦情メールが届いてるよ。

私の為に行動してるのかも知れないけど、やり過ぎだよ。反感買うだけで、メリットなんて無いんだけど。

どうしよう?



う~ん困ったね。
本人に直接言うと逆恨みされそうだし、花音の為に行動している事は間違いないしね。

それとなくレスを遅らせるとか、それとなく距離をおく様にしていけば?



だね…
それしかないよね。

分かった。
今までは感想掲示板の書き込みに、見付けたら直ぐに返事する様にしてたけど、ちょっと時間を開けてからにする。



うん。
それで暫く様子を見て、その後の事は考えようよ。


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