とろけるチョコをあなたに
「青司は今日もバイトだそうだ。休みのはずだったが急遽呼ばれたとかで」
「バイトねえ。こんな日までご苦労なこった」
そう言った後でオレも年中無休でバイトをやっていることに気がついた。
「そうそう、青司がチョコレートを絶賛していたぞ。これほど美味いものは食べた事がないと。ふふ」
褒められてよほど嬉しかったのだろう。さっきから絵理の頬は緩みっぱなしだ。いつもの真面目な表情も捨てがたいが、やっぱり笑顔は可愛い。
「んじゃ、茶でも淹れてきてやるからそこで待ってろ。疲れただろ」
「疲れはさほど感じていないが、茶は欲しいな。私はそなたの淹れた茶でなくては満足出来ないようになってしまったらしい」
絵理の期待に答えるべく、極上の紅茶を淹れて絵理の元に戻った。作りたてのチョコレートケーキを添えて。
形はベタなハート型。ただし、味は折り紙つきのガナッシュケーキ。
「む……。これは」
「チョコとブランデーが余ってたから作ったんだよ。ま、オレからお前へってことで」
「バイトねえ。こんな日までご苦労なこった」
そう言った後でオレも年中無休でバイトをやっていることに気がついた。
「そうそう、青司がチョコレートを絶賛していたぞ。これほど美味いものは食べた事がないと。ふふ」
褒められてよほど嬉しかったのだろう。さっきから絵理の頬は緩みっぱなしだ。いつもの真面目な表情も捨てがたいが、やっぱり笑顔は可愛い。
「んじゃ、茶でも淹れてきてやるからそこで待ってろ。疲れただろ」
「疲れはさほど感じていないが、茶は欲しいな。私はそなたの淹れた茶でなくては満足出来ないようになってしまったらしい」
絵理の期待に答えるべく、極上の紅茶を淹れて絵理の元に戻った。作りたてのチョコレートケーキを添えて。
形はベタなハート型。ただし、味は折り紙つきのガナッシュケーキ。
「む……。これは」
「チョコとブランデーが余ってたから作ったんだよ。ま、オレからお前へってことで」