《短編》−純愛−きみがくれたおと【完】
本当の優
−優−



俺は生れつき耳がきこえない。


小学校は普通小に通ったけど、補聴器やしゃべり方を馬鹿にされて、中学から聾学校に通うことにした。

聾学校は楽しい。

みんな仲間だ。


耳が聞こえる人は俺を馬鹿にしている…と小学校の時の事がずっとトラウマになっていた。


だから


あすか



あすかを好きになっても、本当の俺を知ったら絶対離れていくと思ってた。


でも


そんな考えどうでもいいほど、


俺は



あすかが



好きなんだ。






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