インターン・シップ

優しい英国紳士のはずの牧瀬さんは、笑う鬼だった――。


その事に、気付いたのは慌ただしく過ぎた初日の次の日だった。


朝、出社すると昨日きた時にはなかった机が、扉を開けてすぐのところにおいてあった。


昨日と同じく、コーヒーを飲んでる牧瀬さんに聞いたら、私の席だと言う。


デザイン事務所なだけあって、外観もおしゃれなここは中ももちろをのことおしゃれで、白と黒のモノトーンで統一されている。


私の机もその調和を乱す事なくモノトーンで。

新品の机の上には、パソコンと電話機。
< 48 / 479 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop