恋愛メロディー
「おっ。久しぶりじゃん。」

やっぱり近藤は屋上にいた。

「何でいつもここにいるの?」

「何でって、この前話したじゃん。それに、勉強なんてダルいし。お前こそ、サボりか?」

その言い方にちょっとイラッとした。もうすこし、優しい言い方してよね。

「私も授業受けたくない気分だから。」


「何で?何かあった?」

どうしてそんな事聞くんだろ。まぁいいや。話し聞いてほしいし。
近藤に里菜の事を話した。

すると、笑っていた。
「何がおかしいの?こっちは真剣に話したのに近藤に話したのが間違いだった。」

不機嫌そうに言った。

「ごめん。でも、お前は彼氏じゃないんだから、そんな嫉妬しなくても…。」

確かにそうだけど。でもヤキモチやいてしまう。

まだ笑っている。近藤の笑う姿を見て、なんだか、心が満たされるような気がした。
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