君、監禁。
「見て、この首輪」


泣いたまま僕を見ようとしない彼女の顎を持ち上げ無理やり見せつける。

「……ひっく…っや、だぁ」


「ここに僕の名前が刻みこんであるだろう?

君が僕の所有物ってことの証だよ。嬉しいだろ?嬉しいよね。はははははははははははははは」


彼女の細い首に首輪をカチリと付けた。

逃げられないように、この首輪にはカギが付いている。
僕はカギを付け、ポッケにしまった。


「…ああ…。よく似合ってるよ…。」

僕はその首輪に犬を散歩させるようなリードを付け、床に固定した。

このリードは鉄で出来ているから外れることはないだろう。

これで本当に、もう君は僕から逃げられないね。
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