君が、イチバン。

友人はウォッチャー


◆◆◆

週末最後の今日。…もう日付は変わってるけど。私は瑛ちゃんの部屋にいた。


暇だから早く上がった瑛ちゃんは今日は殆どシラフ。

「しいちゃんの世界一美味しい焼飯が食べたいな」

その一言で一緒にいる私はすごく単純だ。
焼飯を作る時、かまぼことキュウリを入れるんだけど瑛ちゃんはそれがお気に入り。


鼻唄まじりにテーブルに置くと、

「しいちゃん機嫌いい?なんか気持ち悪いんだけど」

早速レンゲで炒飯を口に運びながら失礼な事をサラっと言ってくれる。


「面白い事があったから」


あの後、赤い顔をして目を逸らした四宮君を思い出して笑う。


「ふーん?」


特に興味のない口調は瑛ちゃんらしい。

「教えないよ?」

私は美味しそうに食べる瑛ちゃんを覗きこんだ。

「…聞いてないけど?」

ちらっと横目で私を見ながら興味のない口調で答える。


「聞きたくない?」

「うん。絶対僕は面白くないよね?」

瑛ちゃんは面倒くさそうな口調をするけど意地悪な笑顔。


別に、興味ないくせに。ずるい男だ。




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