君との関係は飼主様!?【許婚番外編】


いらないなら仕方ない。


私は猫は放っておき朝食をとることにした。


すると寝室に飽きたのか、猫は現れて先ほど私が差し出したえさ入れに、

顔を突っ込んで食べ始めた。


もう少し落ち着いて食べたらどうなんだ、と思うくらいのスピードで口を動かしている。


「どこまで気まぐれなんだ」


猫は気まぐれだと聞いたことはあったが、

空腹という本能を押さえてまでも人の指図は受けたくないらしい。


猫、というよりこの猫、と限定したほうがいいのかもしれないが。
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