愛する意味
第5章 大人な夏
高校2年の夏休み…


涼太と出会った夏休み…


付き合ってると実感するときは手をつないだり、デートしたりすると実感するんだけど、『愛されてる』ってどんなときに感じるんだろうって思ってた。


涼太を好きだなぁって思うけど、『愛』を感じるってどんな想いを言うのかな…??


舞はそんなことを思ってた。


まだ16才の舞にはよくわからなかった…


夏休みの間、舞は休みだけど涼太は社会人だからお仕事。


夕方終わってから毎日顔を見に行ってた。


週1回は舞がお弁当を作ってお昼休憩に持っていきました。


料理はわりと得意なほうだったから。


『うまいよ、俺のいい奥さんになれるなぁ』


舞はうれしいけど恥ずかしくて照れちゃいました。


でも『…ありがと』

小さな声でつぶやきました。


そうすると、いきなり抱きしめられて


『愛してる』


耳を疑い
『いまなんて?』


『愛してるって言ったんだけど…』


舞の顔を見つめながら言いました。

< 36 / 100 >

この作品をシェア

pagetop