飴色蝶 *Ⅱ*

笑顔が見たい

私は、一人、行き交う人々を
眺めながら、シャッターが
下りた職場、店の前に立ち
庵が訪れるのを、今か今かと
待っていた。

貴方に、もうすぐ逢える。

落ち着いて、菫・・・

『ダメだぁ』

胸の鼓動は、どんどん早く
なるばかり
 
私は、深く息をつき

大きく吸い込んだ。

貴方に逢うのが、こんなにも
待ち遠しい。

私は、貴方の姿を必死で探す。

左右を隈なく探しても

庵の姿はどこにも無い。

私は見つめた

目の前に広がる世界を
 
そして見つけた。

私の瞳に映る人・・・
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