―――チュン、チュンッ…


小鳥のさえずりが頭の端で聞こえる。





「んっ……」


カーテンの隙間から差し込む光に、だんだんと覚醒に向かう。

うっすらと目を開けると、見慣れた寝室の家具たちが目に入る。




そうだわ…私、昨日から寝室に帰ってきたんだっけ……





どこか寝ぼけた頭で考えながら、再び心地よい眠りに誘われた時―――



「………ん?」


布団の中で体を伸ばそうと身じろごうとしたが、何かに固定され動けない。

眠い目を開けるてみると、自分の腰にがっちりとまわされた逞しい腕。

そして、もう一方の腕は私の頭の下に潜り込んでいた。