闇の花~2人の殺し屋~
「……わかった。そこまで言うなら私もあなたを信用する。
明日の仕事は必ず成功させる」
そう言って私は部屋をでた。
実行は明日の夜11時。
失敗は許されない危険な仕事。
それでも--
私は闇の下で咲く。
―――――――――――
ヒースが店を出た後…
「冷さん」
「ん?どうだった?ラック。“噂”のヒースは」
「まず若すぎで驚いた。
でもあいつの目…ハンパな覚悟じゃねぇな」
「そうだろうな」
冷は苦笑する。
「『闇夜に咲き誇る冷血の花』…か。通り名の通りだな」
「明日の仕事はどうだ?」
「さぁ?あいつのお手並み拝見だな」
ラックは不適に笑った。