闇の花~2人の殺し屋~
殺し屋の末路
でも・・・



「確かに、ワイヤーはもうない。けど・・・・武器ならある」



            ・・
そう言って私は服の中からあれを取り出した。




「…拳銃がね…」



私は一歩前に出て鎖紺の頭に拳銃を突きつけた。



「ヒース。それって…」



「えぇ」


私達がここに来る前にラックから借りた拳銃だ。


さっきまですっかり忘れていたけど…




「これなら殺せるでしょ?」



私はニヤリと笑ってハンマーを引き起こした。



辺りに緊張が走る。















「はぁ~…、もう、ええわ」








鎖紺はその場に座り込んだ。



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