修学旅行★幼なじみと甘いキス

「なぁなぁ昼飯買いに行こうぜー」



思っていたより、すんなり委員が決まったこともあって


予定していた時間よりもだいぶ早い、休み時間。



クラスメートのみんなは

新しくできた友達と話をしていたり

今のうちにお昼ごはんを買いに廊下へ出ていったりと

それぞれ思い思いの時間を過ごし始める。



でもこの時、わたしは今さら友達を作る気分にも

どこかへ行く気持ちにもなれなくて

一人自分の席に座りこんだまま、ぼんやりしていた。



「あの、名前…広瀬くんで合ってますか?」



そのまましばらく上の空でいたとき


突然隣から女の子たちの声が聞こえてきた。
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