さんざ語られてきた哲学

苦しみ

持っているからこその苦悩がある。

高みにいれば、そのステージならではの
多くを持っていれば持っているだけの
悩みや戸惑い、苛立ち、苦悩があるものだ。
なぜこんな苦しみがと嘆くのではなく、
それだけの物を持っているのだと見極めて
ただ行くしかない。

しかし、実際には、苦しみがない状況などないのではないか。

その場に止まることも意外と大変だし、
成長するたび、どこに向かうにしても大なり小なり労苦は付き物である。

確かなのは、本人以外、誰にも助けられないということ。
あとはただ、我あるのみ。
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