先輩王子のちょっと危険な甘い罠
罠7
次の日の朝、早く家を出た私


アイツのモテモテ振りを見なきゃ


校門に近付くにつれ、女子達の黄色い声が聞こえる


え?この黄色い声を浴びてるのがアイツなワケ?


私は半信半疑で急いで校門までダッシュ!


「キャー!センパ〜イ」

「滝川く〜ん!おはよー」

「カッコい〜」


女子達の間を潜り抜けようとした時、女子達の話してる声が耳に入った


「ハァ〜やっぱりいいよね〜」


「どうして彼女作らないのかな?」


「好きな人がいたらどうしよう」


「もしかしたら、大人の女と付き合ってるかも〜」


私は急に、胸がチクッとなった





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