ぽっちゃり彼女



「……雪斗…?」



「あ、起こしたか?」








帰って、愛稀のおでこに
冷えピタを貼ると
うっすら目をあけた






「う…ん…」






今にも涙がこぼれそうな
くらい涙目になってて、
顔も赤い






「まだ、下がんね〜よな…体キツイか?」




「ん…大丈夫。けど…なんで風邪なんかひいたんだろ…」



「食い過ぎだな」



「食べ過ぎか…っ(笑)」




力なく笑う愛稀が
すんげー可愛くて……







実は…すんげー不安
だったりする。











だってだぞ?


あんなイケメンに
迫られたら、誰だって
落ちね〜か…?



実際…………愛稀
だって俺のどこがすき
かもわかんね〜し…











「なんか…雪斗おっかない顔してるけど…」



「………そうか?」



「うん…どうかしたの?」



「いや。なんもねぇよ」



「嘘つかないでよ〜…彼女に嘘なんて、最低だぞっ」



「………………じゃあ聞くぞ?」






俺がそう言ったら
わざわざ俺の隣に座った








「俺のどこ好き?」


「へっ!!!???//////」






真っ赤だし…(笑)






「えーっとぉ…それは言わなきゃダメ…かな?(笑)」



「具合悪いなら、いいけど」


「悪いけど、答える…かな」












どこなんだろ…
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