君の隣で ーセンセイとアタシー
初*同棲?
「そうそう、新居のマンションも決まってるのよ」
ホテルの屋上のレストランで何気なく言ったお母さん
「はぃ?」
「…は」
あたしたちはほぼ同時に手が止まった
それを見ていた裕美さん(って呼ぶのを強制された)もクスクスッ笑った
「2人ともよっぽど気があうのね?」
「そうみたいだな、藤、お前と真由美さんみたいだな」
「いやいや、俺よりもお前と裕美さんだろ?」
お父さん同士は顔を見合わせて「わはは」と破顔して笑ってる
あれ?話の論点がずれてません?
新居って、マンションて…ま、まさかど、ど、同棲とかってやつ?
「ええぇっ?!」