生徒会とメガネっ子
＊8＊
-生徒会男子陣side-

「あー…タバコすいてー…けどがまんがまん…」

洋仁は一人つぶやいた。

「…健紫先輩、洋仁先輩ってやっぱりタバコ吸ってたんですね…たまにタバコのにおいがしたんでうすうす気づいてましたけど…」

「ああ。何度もやめろって言ったのにやめなくって困ってたんだけどな。何があったのか知らないけどやめてくれるんなら助かるよ。」

健紫と梓は一人つぶやく洋仁を見てひそひそ話していた。

「そういえば、この前綾と洋仁先輩はなんで生徒会に来なかったんですかね？」

慧市が二人の会話にひそひそ話で参加する。

「俺、この前綾と洋仁が二人で校門から出て行くの見たぞ。」

「「「え…」」」

瞭の言葉に三人は驚く。

「そうか…もしかしたら、洋仁がタバコを吸うのを我慢し始めたのと関係してるかもしれないな…」

健紫は洋仁を見ながらつぶやくのだった。

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