雪情
【車酔いー21】


………







その頃
山は穏やかなものだった






先程まで
荒れ狂っていた吹雪が
嘘の様に止んでいて、

今が雪男を探すに
絶好のチャンスであった






田崎達は
すでに外に出る用意は
できていた。







皆は防寒をし、
猟銃を持ち、
靴を履いている最中だ。






ここは、
自分が先頭を切って
行かなければ
ならないのである。





「よし、
では雪男の捜索に
参りますか!」







田崎はそう言い、
一同は外に出た
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