千景くんは幼なじみ
窓からの侵入者
「ただいまぁ~」

家に帰ると、ちーちゃんのお母さんがうちに来ていた。




「結愛ちゃんお帰りなさい、おじゃましてまぁす」

「ゆっくりしていって下さいねー」

微笑んで軽くおじぎをする。

ちーちゃんのお母さん、いつもオシャレだぁ。綺麗だし、憧れママだわ。

小さい頃のちーちゃんは、お母さんの着せ替え人形だったもんね。

髪型から服装まで、いつもセンス良かったもん。






リトルリーグで野球をやっていた関係もあり、中学生になってちーちゃんが野球部に入ってしまい

部活の規則で坊主になって…、髪がいじれないって、嘆いてたっけ。





せっかく最近髪が伸びてきたのに、また野球部に入ったら…泣いちゃうかな。

最近、ちーちゃんママはご機嫌なんだ。

それは、ちーちゃんがお父さんに似てきたかららしい。

昔のパパに出会った気分だわぁ~って、よく言っている。



< 34 / 460 >

この作品をシェア

pagetop