イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
「う――…。
もう――…。
これじゃあ…あたし…。
なんのために汐里学園に入ったのかわかんないよ――っ!!」


机をダンダンと叩くのを止め、


「あの苦しい受験戦争を乗り越えたのだって、汐里のエリートイケメン様達との学園ラブを楽しみにしてのことなのに――っ!」


今度は机に突っ伏しておいおいと泣くあたしに、


「ん―…。
しょうがないなぁ…くるみちゃんは。
じゃあさ?
汐里プリンでも食べてみれば?」


みくちゃんがあたしの肩をトントンとあやすように叩く。
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