クルースニク
第六章
自分をヴァンパイアと名乗る男と出会ってから一週間が経った。

その間、俺は自分が何者なのか考えていた。

勿論答えなど出やしない。

ただ解っている事は、

『会ってはならない存在』

という事だけ。

一体俺は何者なんだ?

自分の事なのに自分が解らない。

イライラして堪らない。

そんな時は血を、、、、、、!?

しまったッ!!

血が無い。

一週間前女狩をするつもりだったのに、あの男に会ってそのまま家に帰って来てしまったからだ。

この一週間俺は血を飲んでいなかった。

そろそろ体力の限界だ。

仕方ない、、、。

街に出て女を探すか、、、、、、。
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