学校では教えてくれない"不倫学"

2.1不倫は楽しむもの

不倫は、不倫される側からしたらたまったもんではありませんが、不倫をしている人の立場で考えたら、不倫は本来、楽しいものです。
苦しむこともありますが、楽しまなければその苦しさに押しつぶされかねないものとも言えます。

不倫をするのは、基本的に大人です。

どちらかがまだ学生、ということはあってもどっちとも学生という不倫は、ほぼ考えられない。必ず、どちらか、または両方が「大人」である恋愛が不倫です。

それは、学生の頃に学生同士でする恋愛とは、根本的に違うものです。

人間、大人になってしまうと、学生の頃とはいろいろと変わってくるものがあります。

まず、親や社会に守られる立場ではなくなるので、より安心を求めたくなります。それがひいては結婚につながることもあります。

また、時間も、学生のころとは違い、自由になる時間や、恋人と逢う時間は格段に減ります。学生のころ付き合っていた二人が、就職してすれ違いが増えて破局というのもよくある話です。

最後に、これが最大の変化だと思うのですが、家庭を持つのも、大人である証です。自分の人生が、自分一人だけのものじゃなく、家族のものになるというのは、大人になることでの最大の変化でしょう。


大人になるということは、学生時代とはまったく異なる人生になる、大変なことが増える、という意味でもあります。
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