いじめ【嫉妬】
あとで拾おうと思って、そのままにして

おいたら花音がきた。

「これ、ユリのだよね」

そう言って机にペンケースを置く。

「うん…、ありがと」

つい声が小さくなる。

ちょっとウザって思った。

もうそのまま帰ると思いきや、あたしの横に

ずっと立ってる花音。

その間に、次々と女子たちがあたしの机を

かこむ。

「ユリーそうえばねー」

女子たちが話だす。

「・・・。」

チラッと横を見る。

まだいる花音。

…もう、

「花音、何? 」

ちょっと怒った感じに言った。

どういうつもりなんだろう、花音は。
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