ペットショップ MARIMO
Ⅷ:ペットショップMARIMO
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「だーかーらー。配線とかかじっちゃ駄目だってば」

葉瑠はいつものように仕事をしている。

「じゃあ、散歩するように手紙置いてくから。それでいいでしょ?」

葉瑠はあの日、さちの記憶を移してもらうようにお願いした。

「でも、この近所、犬が多いから気を付けてよ?」

だが、あまりに短すぎて、残せる記憶が無いと言われた。

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