REAL HOPE Ⅰ

イライラ




風神の溜まり場で
ボケーっとしながら漫画を読んだりテレビを見たりするのが当たり前になってきた毎日



紫色のソファーには目をつぶっているレツ

私の前には雑誌を読んでいるハルマ。



詰まんない

うん、詰まんない


「ねぇツカサは?」



いつもくだらない事を言い合うツカサが今日はいない



ソファーにだらしなく座りながら話す私にハルマが「ん?」っと言った感じで口を開いた




「ツカサなら暴走隊の所に帰ったよ?」


え?何それ


ハルマはガラステーブルに雑誌を置くと冷蔵庫からオレンジジュースを出して私の前に置いた。



「ツカサは暴走隊の幹部長だから、普段は暴走専用の倉庫にいるんだ。」


「え、じゃあ何で昨日までここにいたの?」



「それは、この前の暴走の後処理の話とかあったからしばらくこっちの倉庫に来てたんだよ」




分かりやすく教えてくれたハルマ。じゃあツカサにはなかなか会えないって事で

最近親睦を深めた私としてはなんだか少し寂しかった。




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