いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
「あ。智樹が帰ってきた」

「智樹?」

「うん、弟なの。まだ小学校5年生」

「ふーん…」

時計を見ると、意外と時間が経過していた。きっと智樹も友達の家に遊びに行った帰りだろう。



「ただいま!!姉ちゃん、誰か来てんの?」

リビングの扉を開きながら、智樹が入ってきた。


「うわ…、えっと、…友達?」

久世玲人の姿を見た途端、弟がギョッと驚いている。


そりゃそうだろう。

見た目だけでもかなり迫力あるから。


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