べいびー☆ぱにっく


「転校生?」


一緒に来たはずなのにいつの間にそんな情報を…


若干の疑問を抱きつつ聞き返した



…いや。若干どころではない。かなりおかしい…




転校生のイメージは…春とか、新学期とかだと思ってた


まぁそうじゃない奴もいると言われたらそれまでだけど…


今は6月だ
中途半端じゃないのかな?




「しーーかもーー!!超・イケメンと来たんだなーーこれが!!」



この短時間でよくもそんな詳しく…
愛弓の情報収集の才能にかけてはだれも敵わない。


「へぇ…」


「なんかリアクションが薄いぞ!!あたしの親父の髪の毛くらいに薄いぞ!!」



なんつー例え方だ…本人が聞いたら泣くぞ。


「といわれても…」



「でもなんでこんな時期に?」
「うん。それアタシも思った。」



「まさか!!外国人??きゃぁぁあ!!嬉しい!あたし外国人の彼氏ほしかったのだ!!」


「決まったわけじゃないのに浮かれてる…」



そんな親友の姿に呆れているとお母さんからメールが届いていた




『ひかるーーー!!大事なこと言い忘れた!!すぐにtel me!!!!



なんだろ?まぁ、後ででいっか。


アタシはこの時のことを死ぬほど後悔することになるなんて全然気付かずにいた…






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