べいびー☆ぱにっく


「あら?」


その時、里村先生が入ってきた

愛弓達がいることに特に不審がる様子もない



「やっぱり。大事にされてるわね♪」

「えっ?」


「ここにいる3人が、あなたを必死にここに連れてきたのよ?」


ニッコリ笑って里村先生は椅子に座った


「せっ!先生!そ、そんな別に必死とかじゃ…」
「あら?違ったの?そう見えたけど。」


さっきの調子はどこへやら…今度は愛弓と長谷部くんまで恥ずかしがっている



あの…3人して恥ずかしがっているとこっちまで恥ずかしいんですけど…


「あなたなんて、泣きそうだったじゃない。」


愛弓を見ながら先生は笑顔で言った




アタシ…たくさんみんなに心配かけてたんだ…

悪いことしちゃったな。


「そんな顔しなーいの。みんな永崎さんが大事だからいっぱい心配してくれたのよ?」


「ごめん…ありがとね!」


他に言う言葉が見つからなくてそう呟くと長谷部くんがワシャワシャと頭を撫でてくる



「いーーのいーーの!何あったかは知らね―けど、無理すんな。」
「そーだよ。もっと頼ってくれてもいいんだよ?」


あ、なんか…ゆきと同じこと言われてる


無茶しても、何にもイイことないもんね



誰かに頼る。…こと、してみようかな



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