爽やか王子と内気少女



「返事は考えてからで良いからって言ってた。


でも私、まだそこの段階まで考えられないんだ…」



弥生ちゃんは少し焦って答えを出そうとしてるのかもしれない…






「じゃあそのままの気持ちを田中君に伝えればどうかな?焦らなくて良いと思うよ?」



弥生ちゃんは私みたいに「自信がない」とか無いけど、

自分をちゃんと受け止めてくれる人を探してるのかもしれない。




ガタッと音を立てて立ち上がると、弥生ちゃんは「そうだね!私行くわ!」と言って出て行った。





二人がどうなるかはわからないけど、あの二人ならお似合いな気がする…





 
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