噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛

wana2

朝…

起きてキッチンに下りると、お母さんが腰にエプロンを巻いて、ご機嫌さんでホットケーキを焼いていた。

いい匂い~。
甘い香り。

昨日の晴弥との会話にへこんでいた私。

そんなホットケーキの香りに、ちょっとだけ癒やされた。









「小春~、昨日の夜誰と電話してたの?」

「えー…。晴弥だよー」

ニコニコお母さんとは真逆の私。

「そう。電話あったのねー。良かったぁ」

「良かったって…晴弥に私が誕生日だとか、嘘のメールしないでよぉ…」

「ごめ~ん。だって、晴弥くんから連絡ないって小春言ってたでしょ?

でもあったから、いーじゃなぁい」

まぁ、デビュー曲生で歌ってもらったけどね…。






「あ、そーだ。晴弥にメールしてるってホント?私にもそれ送ってぇ…」

「あらぁ、バレちゃったー?うふふっ、晴弥くん何て言ってた?」

お母さん…

うふふっって。





ルンルンお母さんのテンションについていけなぁーい。




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