白虎連合Ⅰ

オトシマエ










夜中一時




緑公園は静かに静寂を保っている。

そこには数十の男と、同じく数十の女。



彼等はタバコを吸い、酒を飲みながら雑談をしていて。

その中の女は苛々しながら携帯を弄っていた。







「アイツ遅いし!!!」


「逃げたとか?」


「はぁ?!殺す!!!」






再び彼女達は携帯を耳に当て、誰かに発信する。

それを見ていた私はポケットから携帯を取り出した。






「もしもし?」


『おい華風!!!お前早よ来いや!!!』






その言葉を聞いて私は笑う。

携帯を持ち変え、言葉を続けた。










「もういるで」









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