上司に恋しちゃいました
重ねた罪
居酒屋を出ると、心地よい夜風が身体を包み込んだ。



お酒で火照った身体には丁度いい。



「少し歩くか」



鬼の王子もそう感じたのか、ゆっくりと歩き始めた。



鬼の王子の半歩後ろを歩いていく。



隣を歩くのはなんだか気が引けた。



「もうちょっと一緒にいないか?」



「え……?」



どういう意味なのか、お酒で回転が鈍っている頭で必死に考えた。



もう一軒行こうと言っているの?


それとももうちょっとこうやって歩いていこうと言ってるの?


それとも……
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