ラヴァロアの歌
別れる季節は春だけでいいのに
別れる季節は春だけでいいのに

何人かの人間が真夏の間に目の前から消える

苦労して得た関係図が一瞬にして遠ざかり

そばにあるのは君のアルバムのみ

秋に閉じこもる僕達は いつも何かを見つめて涙を落とす

消えていく君の存在 別れに連続性などない だからこそ悔しい

今までのつながり これからの関係の悪化

それを思うといつも胸が苦しくなる

別れを恨む季節は春だけでいい なのにどうしてほかの季節も

そばにあるのは君の映像のみ

今までのつながりに別れを告げる日は いつか来るのだろう

それが春だと割り切れる だけどほかの季節じゃ割り切れない

そんな気持ちが僕の心の中にある

別れる季節ははるだけでいいのに

なんでほかの季節にも別れなきゃならない

そばにあるのは君の残像のみ

別れる季節は春だけでいいのに

今日もすべての季節に僕はおびえる

別れる季節は春だけで 春だけでいいのに
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