色んなタイプの男性が愛!?を囁く
執事
「お嬢様?どうかなさいましたか?」






「随分と、うなされておりました。何か怖い夢を見たのですか?」






「お嬢様?......眠れませんか?」






「睡眠不足は身体の毒でございます。」






「全く......しょうがないな。執事の仕事は6時から12時までの契約だ。今、12時を過ぎた。つまり、6時まで俺はお前の執事じゃないって事。」






「眠れないんだろ?......俺の部屋に来いよ......お前が眠るまで、抱き締めててやる。」






「あ?特別報酬?これだから、金持ちのお嬢様は馬鹿で可愛いんだよな。そんなものいらねぇよ。......でも、そうだな。」






「お前が欲しいって言ったら、お前は自分を差し出すか?」






「執事として、お前を見守るつもりだった。......でも、もぅ無理だ。」






「執事じゃなく、一人の男として、お前の側にいたい。」






「今はまだ、地位もねぇから、お前の親を説得できねぇけど、いつか説得させるから。お前の親が認めるような男になるから......俺だけのお嬢様でいろよ?」






「......それまでは、執事として、貴女のお側にいさせて頂きますよ?」
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