キス魔なアイツ


「「またやってますねぇ。バカップル」」

現れたのは、これまた最近付き合い始めた、谷川くん&なっちゃんコンビ。

こっちの2人はすごくお似合いで、私たちを弄るツボも同じらしく、私と先輩はいじられっぱなし。全くかなわない相手になった。

「環、3人でアイス買いに行こうよ」

「うん!」

「ダメ。お前ら2人で行けよ。それに谷川、何度言ったら分かるんだ。環を呼び捨てにするな!」

「いいじゃんねぇ。た、ま、き!!」

「ダメなもんはダメだ」

ここでなっちゃん登場?

「せ~んぱい。あまり独占欲剥き出しにすると、環に嫌われますよ」

「う……」

「キャハハ。先輩かわいい。本当に環の事が好きなんですね」

なっちゃんまでもが先輩をいじってるよ。もう、この2人って。

「銀先輩も一緒に買いに行きましょう」

私が優しく笑顔で言えば

「おぅ」

恥ずかし気に肩を竦める先輩がいた。

私はこんなかわいい先輩も嫌いじゃないよ。

私から先輩の手を取りぎゅっと繋いだ。

< 18 / 30 >

この作品をシェア

pagetop