3番目の高度合成数。-年下のキミと-
第二章

・小さな半歩


 翌日の土曜日は晴天だった。


 本当は朋くんが来るはずだった土曜日。

 毎度のこととは言え、少し寂しくなってしまう。


 気分転換に掃除をしていると携帯が鳴った。


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│ Date 9/18 10:45
│ From 緒方 大志
│ Sub  こんにちは
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│ こんにちは、大志です^^
│ 今日はお出かけですか?
│ 
│ 僕はこれからcubeでバイトです。
│ 
│ ラストまでいるので、
│ もし暇になったら
│ 是非顔を見せに来てください。
│ 
│ 美味しい紅茶、入れますよ♪

│ *大志*
└────────────────


「あはっ」

 さっきまで寂しかった気持ちが嘘みたいに晴れて、何だか暖かくなる。


 顔出すかも、頑張ってね、という内容を返信して、掃除を続けた。


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