Don't cry.《仮》
◇ 第一章

プロローグ









嫌な雨が続く。


こんな憂鬱な日は、あの日を思い出す。


何もかも無くしたあの日。


ちょうど、1年前だった。


梅雨に入り、じめじめした嫌な湿気。


なんでだろう。


憂鬱な気分なのに


思い出すあなたの顔は



必ず笑った顔なんだ。





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