薫風が吹く

夏の初め


「俺が傍にいてやんよ」


いつもの帰り道で


そう言ってくれたあなたは


もう遠くて。


それに


どうしてもね


今でも


あなたに会いたくて


触れたくて


どうしようもないときがあるの


好きよ?


ずっと


──あなたはいま
なにをしていますか?

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青春    初めて